Skyrim SE Novel style diary

「The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition」のプレイ日記です。日々のプレイを記録するだけでなく、小説風のテキストに仕上げています。

【SkyrimSE:day2】こんなものたちが、わたしの中にあるわけがない

 荷馬車に乗せられ、斬首台に送られて、首を斬られる寸前にドラゴンが塔の上に舞い降りる。
 
 いくら夢でも、わたしのこれまでの記憶と人生で経験してきたことと、結びつきが突飛すぎて、目が覚めて現実に帰ってきても、何をどう考えて良いかわからない。それに普段見る夢とは、質感が違いすぎる。とても視界がはっきりしていて、話の筋道も整いすぎている。それこそまるでテレビでドラマを見ているかのようだ。
 
とにかくメモを取っておこう。わたしはアナログ時計の針が、まだ朝の5時過ぎを示していることを確かめて、手帳を開いて殴り書きで夢の内容を書き留めた。
 
 そして夜。今日は寝る前にテーブルに手帳とボールペンを、あらかじめ用意しておく。もし、昨日の夢の続きが始まった時に備えて。
 
 一度ここで目が覚めた。呼吸が荒い。炎を吐き、見境なく人を殺すドラゴン。頭上に落下する岩の塊。手から火の玉を出して応戦するフードを被った女。煙の中、頭を抱えていた少年。
 
こんなものたちが、わたしの中にあるわけがない。自分自身の記憶が作り出した内側の世界ではなく、どこか違う外界から流れ込んでくる、あるいは、わたしが内なる世界から放り出されて何かと接続している、どちらかわからないけど、わたしではない何かと相対しているのだ。
 
ただの夢の記憶とは、定着の仕方も違うようだ。目が覚めた瞬間から、気化して飛散してしまう記憶ではない。たったいま、見てきた現実のように、頭にこびりついている。テーブルに置いておいた手帳を一目する。
 
大丈夫。まだ覚えていられる。
 
暗くて時計を見ることはできないから、枕元のスマホを明るくする。まだ深夜3時だ。
 
…続きを見よう。
 
 わたしはレイロフに着いていったはずだ。もう一人の男も親切そうではあったが、わたしを殺そうとしていた人間たちに着いてく気にはなれなかったからだ。
 
 
 ずっと平地でしか暮らしたことがなかったから、切り立った崖から見下ろす森林。背後にさらにそびえる山々、そういった光景がただただ眩しくて見とれていた。どうして習ったこともないダガーで的確に人体の急所を斬りつけられたのか、とか、左手から炎や電撃を発することができたのか、などということは考えることすら忘れていた。
 

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